ヨムリエ

『起業ってなに?』をよみとくWebマガジン

仕事はかどる! コワーキングスペース活用術


テレワークを推奨する厚生労働省の「働き方改革」により、場所に縛られない働き方が広がっています。この影響で需要が高まっているのがコワーキングスペース。

Wi-Fiやコピー機などオフィスの基本設備が揃っているだけでなく、ドリンクを用意していたりコンシェルジュがいたりと、快適に働ける演出がされています。とはいえ、コワーキングスペースはCo(共同)Working(仕事をする)場所。

オフィスとも自宅とも違う「共同作業場」に慣れない人もいるでしょう。そこで今回のヨムリエでは、「仕事がはかどるコワーキングスペースの活用術」をお届けします!

今回利用するコワーキングスペースは水道橋にあるStartupSide Tokyo(旧:IGNIS FLAT)

ツクリエが仕掛ける東京都認定のインキュベーション施設「StartupSide Tokyo」は、起業サポートが充実したスタートアップ支援型のオフィス&スペース。この春からは、コワーキングスペースのドロップイン利用が可能になりました! ドロップインの詳細はStartupSide Tokyoのプランページまで。

コワーキングスペースをナビゲートしてくれたのはこのお二人

北山剛さん/StartupSide Tokyoマネージャー
東京都の起業支援施設「Startup Hub Tokyo 丸の内」に従事後、StartupSide Tokyoのマネージャーに抜擢。より利用者さんに寄り添ったインキュベーション施設を目指し日々奮闘中。

コウブンホウさん/スタートアップディレクター
StartupSide Tokyoにてインキュベーションマネージャー業務に従事。マレーシア出身で、英語、マレーシア語、中国語での対応も可能。
※ツクリエのグローバル事業にも携わるコウさん。
その活躍が見られる記事はこちら
▶ヨーロッパの投資家たちも注目する アフリカ&中南米のスタートアップを日本に紹介!

イマドキのコワーキングスペース事情を教えて!

Q.そもそもコワーキングスペースってなに?
A.北山さん「コワーキングスペースは、オフィスの基本設備がある共有型のオープンスペースのことで、もっとシンプルにいえば“共同作業場”です。

ひと昔前は、起業家やフリーランスの人たちが利用するイメージでしたが、働き方改革の影響でテレワークをする会社員の人たちも増えてきました。そのため利用者の業界・業種は幅広くなり、コワーキングスペースで生まれる交流を期待する方もいらっしゃるかと。

イマドキのコワーキングスペースは、共同作業場を超えた“働く人たちの交流場”という役目も担っていると思います。そのためStartupSide Tokyoも情報交換やネットワーク構築の場として役立つよう積極的にサポートしています。」

Q.どんなコワーキング施設がオススメ?
A.コウさん「イマドキのコワーキング施設はそれぞれコンセプトがあるので、ご自身のニーズに合わせて選ぶことをオススメします。

コスパ重視という方は、料金だけでなく基本設備や無料サービスの充実度などを比較してお気に入りの施設を見つけてほしいですし、お子さんをあずけて仕事をしたい方は保育室のあるところへ。

モノづくり系であれば、3Dプリンターや機材・工具などを揃えた工作室がある施設に。キッチンのある施設では試作品を作れ、さらに試食してもらえることもあるので、飲食系の方には仕事がはかどるはず。

また、エンジニア特化型、海外ビジネス特化型といった目的を絞ったコワーキングスペースもあります。StartupSide Tokyoは起業に特化した支援メニューが豊富なので、起業したい方に合っていると思います。」

Q.ちなみにStartupSide Tokyoのコワーキングスペースはどんな感じ?


A.北山さん「木調のテーブル×ファブリックチェアをベースとした、居心地の良いナチュラル系カフェのようなスペースです。スペース内には4~5人くらいで会議ができるソファ席や、商談に便利なボックス席もあります。

ドロップインの場合は最大8時間ご利用いただけるので、作業内容や気分に合わせて移動すると気分転換になりますよ。」

ここからはコワーキングスペース活用術をご紹介!

☞ グッズ

いくつもの起業支援施設を運営しているツクリエ。そんなツクリエ社員たちが選ぶ、コワーキングスペースに持ち込みたい “仕事がはかどる便利グッズ”をご紹介します。

≪多機能ペンケース≫

ペン、定規、クリップ、付箋など、社会人になっても何かと必要になる文房具。また、普段はオフィスの引き出しにしまっているようなUSB、電卓、印鑑などのビジネス小物。

これらをまるっと収納できる多機能ペンケースがあれば、コワーキングスペースの卓上も整理整頓ができて仕事がはかどります。

↑ヨムリエ編集員のわかさが愛用しているペンケース「デテクールモバイル」。
デジタル主流の世の中とはいえ、アイデア出しをするときはいまだにペンと紙のアナログ派だというわかさが愛用する理由は?

わかさ「このペンケースは、名前の通り斜めにデテクール(出て来る)のでペンが取り出しやすいです。内側と外側の背面にポケットがあり、小物が迷子にならないのが嬉しい。筆箱としてもペン立てとしても使えるから便利です!」

≪耳栓≫

コワーキングスペースは「共同作業場」なので決して静かな環境ではありません。周囲にいる人たちの声が聞こえるので、そういった雑音が気になる方は耳栓を使うと集中力アップ!

耳栓は100円均一の安いものから、環境騒音をナチュラルに緩和する高機能なものまでいろいろ。性能の良いノイズキャンセリングのイヤホンでも代用できるので、雑音が気になる方は使うことをオススメします。

≪プライバシーシート≫

コワーキングスペースはさまざまな人が利用するため、情報漏洩防止の観点からパソコンにプライバシーシートを貼っておくと安心です。シートの種類はさまざまあるので、覗き見防止+αの機能を合わせるのがオススメ。

たとえば、目の疲れの原因となる「外光反射」や「ブルーライト」をカットしてくれる機能など。シートの取り付けタイプも「貼り付け」「ツメ型取り付け」「マグネット」とあるので、自身の利便性に役立ち、かつ機能的なシートを見つければ作業効率もアップするはず!

≪ハンドクリーム≫

乾燥による手荒れを防ぐだけでなく、香りからリラックス効果も期待できるハンドクリーム。長時間キーボードを叩いていると手も疲れるので、適度にハンドマッサージやツボ押し、ストレッチなどを取り入れると◎。

たとえば手首をブラブラさせたり、指の付け根から一本一本指を引っ張っていったり。こんな簡単なケアでもやるとやらないでは大違い!

☞ヨムリエ編集員がオススメする親指エクササイズをご紹介

スマートフォンの長時間利用から、指や手首に痛みを感じる“スマホ腱鞘炎”といわれる症状が増えているそうです。その予防にもつながるという親指エクササイズをご紹介します。

①腕を伸ばし、親指を手のひらのなかに入れてグーをつくる
②手首をゆっくりと小指側に曲げ、気持ちいいぐらいのところで3秒キープ
③ゆっくりと手を戻す
※①~③を左右5回ずつ3セット繰り返す

☞ コウさん流の“はかどり”は散歩!

コウさん「仕事がバリバリ集中モードのとき、気づいたら“ずっと座りっぱなしだった”という状態はありませんか? 長時間座りっぱなしだと頭痛、腰痛、眼精疲労といった不調の原因になり、作業効率はダウン。

これを予防・改善するには適度な散歩が効果的だと思います。根を詰めていると感じたらコワーキングスペースから外へ。ゆっくりと風景を眺め、風を感じながら散歩をすれば、体も脳もリラックスできて集中力も戻ってくると思います。」
 
↑コウさんが昼休みによく行くという、木漏れ日が癒される錦華公園。StartupSide Tokyoから徒歩6分程のところにあります。

☞ 北山さん流の“はかどり”は話すこと!

北山さん「人と話すことはリフレッシュになると思うので、作業で根を詰めたときやアイデアが行き詰ったときはコミュニケーションを取るようにしています。

雑談から簡単な情報収集もできますし、仕事のヒントになることも。黙々と作業して根を詰めたら会話で気分転換。これが、集中力を持続したまま仕事に打ち込める北山流のはかどり術です。」

↑会話はストレス解消や脳の活性化に効果的といわれています。黙々と作業して疲れたときは雑談を、アイデアが行き詰ったときは壁打ち代わりに相談を。

StartupSide Tokyoのスタッフは雑談・壁打ちウエルカムなので、気軽にお声がけください!

以上が、仕事がはかどるコワーキングスペース活用術でした。
コワーキングスペースはいま、作業に集中できる「共同作業場」という役目から、さまざまな職種の人たちが集まる「交流もできる場」へと変化しつつあります。

また、施設によってはイベントや交流会を開催したり、便利なサービスやサポートが受けられたり。わたしたちの働き方が多様化したことでどんどん進化していくコワーキングスペース、今後も注目です!

一時的な利用じゃ物足りない!?
月額制で“ガッツリ利用”するなら支援メニュー豊富なStartupSide Tokyoへ!

“どんなコワーキング施設がオススメ?”でコウさんが話していたように、最近のコワーキングスペースは施設により特徴があります。

StartupSide Tokyoの特徴は、起業支援のプロフェッショナル集団と自負するツクリエならではの“起業支援特化型”。そのため「起業したい!」「副業したい!」という方やフリーランスの方にピッタリの無料支援を多数ご用意しています。

月額¥29,700(税込)で24時間365日使えるコワーキングスペース。
その真骨頂は起業支援サービスにあり!

起業を目指している方や事業を軌道に乗せたい方にとって“相談”は必要不可欠。StartupSide Tokyoは、この相談サポートに力を入れています。

「ちょっと話しを聞いてほしい!」という壁打ちから、「つなげてほしい!」というビジネスマッチング、「金融機関や補助金のアドバイスを!」などの資金調達まで相談可能です。

☞ 無料の相談サービス
起業相談/経営相談/戦略的な全国展開相談

相談員は、今回ナビゲートしてくれた北山さん・コウさんだけでなく、StartupSide Tokyoのスタッフからアドバイザー(*)までと多数!

(*)アドバイザー:起業支援経験者、専門家(VC/士業など)や現役の起業家など、さまざまな経歴や業種に携わられている方々。
StartupSide Tokyoアドバイザー一覧

☞ 他にもこんな無料サービスがあり
★住所利用……法人登記OK、名刺・HPなどに記載OK、郵便物受け取りOK!
★来客対応……平日10:00~18:00の9Fスタッフ駐在時は対応可!
★ゲスト入館……1日3名までOK!(※ただし1会員につき1日合計2時間まで)
★イベント・講座の参加……相談会や各種トークイベントなどをオンライン・オフラインで開催。イベントは非会員でも参加できます。
StartupSide Tokyoおすすめのイベント

※ブルーのアイコンは無料サービス、ピンクのアイコンは有料サービスになります。

5月よりコワーキングスペースの新しい料金プランが登場!

これまでの料金プランは、前述したガッツリ利用の「月額29,700円/月」と、非会員でもご利用いただけるドロップインの「1,980円/日」、この2種だけでした。

5月からは、この2種にプラスして3つの料金プランが新登場! 朝夕だけ使いたい、週末だけ利用したいなど、より選択肢の幅が広がりました。
StartupSide Tokyoの料金プランの詳細は下記HPでご確認ください!

StartupSide Tokyo(旧:IGNIS FLAT)
〒101-0064
東京都千代田区神田猿楽町2-8-11 VORT水道橋III 7・8・9階
Tel 03-6811-0441(電話受付対応時間:平日10:00~18:00)