大学で学生に授業!? これも起業支援!
“起業家に寄り添う”をミッションに掲げるツクリエは、いったいどんなお仕事をしているのでしょうか?
この「お仕事クローズアップ」シリーズでは、ツクリエの事業内容を掘り下げてご紹介。ホームページでは伝えきれないツクリエの仕事や情熱をお届けします!
今回はインキュベーション事業の一部である「学生起業家教育」にスポットライトを当てました。
講師を務めたのは学生起業家教育チームの青山勝彦さん
株式会社ツクリエ企画開発グループで、新規事業開発や学生向け起業家教育プログラムの開発を担当。専門はイノベーション論、起業論、教育工学。慶應義塾大学SDM研究所研究員、NPO法人ミラツク客員研究員を兼任。
大学生の就職事情に「起業」の可能性を伝えたい!
ツクリエは起業支援サービスを主体とした会社です。
大学で学生向けに授業と起業支援にどんな関係が?と思いますよね。
学生は就職するのが当たり前だと思う時代は終わり、いまは起業も選択肢に入りつつあります。ただ、大学によってアントレプレナーシップ教育が盛んなところ、ほとんど触れずに卒業してしまうところなど、様々です。
今回はゼミをお持ちの先生から「起業についてぜひ授業をしてほしい」というリクエストにお応えして、文京学院大学で授業した時をクローズアップ。
ツクリエの仕掛ける大学生向け「アントレプレナー」授業とは!?
“企業人からのメッセージ”という授業のひとつとして1,2年生、3,4年生と時間を分けて起業をテーマにお話しをしました。
「起業家といえば?」「この写真の起業家って知っている?」というような学生への問いかけや、グループワークも入ります。
学生たちは渋沢栄一、スティーブ・ジョブス、松下幸之助、前澤友作、ローランド、山田進太郎、堀江貴文(ホリエモン)、孫正義、柳井正、ビル・ゲイツ、など色々な起業家の名前を出してくれました。
有名な人だけが起業家なのではなく、飲食店の創業者も身近な起業家である、とか、日本は先進国の中でも起業率が低く、起業に対する関心も低いなど、起業にまつわる話で授業は進みます。
アメリカのアントレプレナー教育の第一人者、バブソン大学名誉教授ウィリアム・バイグレイブ氏によれば、起業にはプロセスがあり、「着想」「引き金」「実行」「成長」の順番があるとのことですが、本当に大切なのはやりたいことを見つけること。
やりたいことを見つけるには発想力を鍛えることが大事で、それは起業でも就職でも同じだというメッセージを伝えます。
就職活動に必要なスキルってなんですか? ねずみ講のトップは起業っていうんですか? インスタで起業とかでフォローされてメッセージがくるんですけど怪しいですか? など、いまどきの質問もありました。
授業の感想では「起業というものが少し理解できました」「起業は学歴関係なく、できるものなんだと思いました」「起業は失敗しても経験になることがわかりました」「起業って普通の人ではできないと考えていたけどそんなことないんだと思った」「自分の好きなことが仕事につなげられるのはいいなと思った」など。
1,2年生は起業に興味がない人がほとんどでしたが、この授業を通して起業を少し身近に感じてくれたようです。
起業って壮大なもの、自分とは無縁なものと思っていた人たちに就職と同じように選択肢の一つとして受け入れてもらえたように、起業への間口を広げることも起業支援の一つだとツクリエは捉えています。
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