教える? 学ぶ? 得意をシェアする「ツクスタ」の二面性にせまる!
ツクリエには、業務研修ともOJT(On the Job Training)とも違う、学べて交流もできる「ツクスタ」という場があります。ツクリエ×スタディをかけ合わせたこの「ツクスタ」は、社員が持つさまざまなスキル・知識・経験などをシェアする場。得意分野を教える「先生」と、学びたい「生徒」がオンライン上に集結し、どんどん知識の輪を広げていきます。
ツクスタの先生は、基本的に挙手制。自分の知識をみんなにシェアしたい、またはシェアする必要性を感じて買って出ます。今回のヨムリエは、「教える側」と「学ぶ側」という真逆の二面性を持つツクスタに注目します!
▶ツクスタのRoots
ツクリエには「起業品質を創造する」というビジョンがあり、これは「ヒューマニティ」「クリエイティビティ」「グローバル」という3つの軸から構成されています。そのなかの「ヒューマニティ」と「クリエイティビティ」にご注目。
※ツクリエHPの「私たちについて」ご参照
黄色マーカーの「一人ひとりが自律成長する集団」「蓄積した知見とメソッドを磨く」というキーワードが、ツクスタの根本であり、マインドになっているのかもしれません。
それでは、これまでにどんな「スタディ」があったのでしょうか?
What kind of study?
2023年よりスタートしたツクスタは、これまでに15回開催されています。
どんな内容の学びがあったのか、ここで一挙にお披露目!
Teacher’s voice
みんなに知識をシェアするには、資料(スライド)が必要。分かりやすい内容? ツクスタの所要時間内(約60分程)に収まるかな? 説明が早口になっていない? 予期せぬ質問に答えられるよう情報をアップデートしておこう。……とまあ、得意分野の知識をシェアするとはいえツクスタの先生を務めるのは意外と大変!? ツクスタに挑戦した先生たちに振り返ってもらいました。
“ワークショップデザイナー”という資格を活かして知識をシェア!
Profile
前職は障がい者支援などを行う会社で、就労支援員としてワークショップデザイナーの資格を活かしたグループワークやキャリアデザインプログラム、就職支援などを担当。その後本部に異動し、広報販促、マーケティング、新規事業立ち上げ、カリキュラム・研修作成、上場対応などを経験。
現職は株式会社ミライクルラボとスタハ丸の内のCMとして勤務。スタハ丸の内では月3~4回程自己理解やアイデア創出のワークショップを実施。ミライクルラボでは、山口と福島の高校で起業や商品開発を行う年間授業、小中学生向けアントレプレナープログラム、大学でのビジネスアイデアソン、学生向けの起業イベント、まちづくり×起業をテーマにしたフリーペーパーづくりなど実施。
Yokawa’s voice
「ツクスタに“先生側”として参加したのは、所属している起業支援施設での知識シェアイベントがきっかけでした。新人さんでもワークショップの企画運営やファシリテーションができるよう、基本的なことをおさえたセミナーを開催。それがツクスタチームの耳に入り、登壇という流れです。前職では“ワークショップデザイナー”という資格を活かして就労支援をしていたので、その経験値を活かせたのも嬉しいところ。ツクスタは全社員参加可能なので、気心知れた施設スタッフだけで開催したときよりグッと緊張しました! でも、これがきっかけで他拠点のスタッフと交流できたり、声をかけられたりする機会が増えたので、挑戦して良かったです。」
情報の整理整頓術でデザイン沼から仲間を救え!
(所属:クリエイティブチーム デザイナー/ヨムリエ編集部 デザイナー)
Profile
2020年6月入社。スタハ丸の内のコンシェルジュとして入社後、受託・自主支援施設の運営に従事。デザイン職の経験から広報に異動し、都内の受託支援施設の広報・PRを担当。
21年11月にヨムリエ編集部にジョイン。24年に社内のクリエイティブチームの強化に伴いデザイナーとして異動。
Rinda’s voice
「ツクリエ入社当時はコンシェルジュという職種でしたが、グラフィックデザイナーの経験があることから、イベント告知用のバナー作成についてよく相談されていました。デザインを苦手とする人は『自分はセンスないから……』とはなから諦めがち。自信のなさから迷い、悩み、多くの時間をかけて作っている姿を見ているうちに、どうにか楽にしてあげられる方法はないか考えるようになりました。デザインは、基礎を実践することでセンスよく見栄えます。そんなに難しいことじゃないと思っているので、セミナーは“センスは二の次!”というキャッチに。わたしは、これまでに講師経験はなく、分かりやすい資料作りや話すスピードのシミュレーションなどに苦労しましたが、ツクスタ登壇から1年以上経っても『参考になりました!』『アーカイブ見ました!』といった感謝の声をもらえ、誰かの役に立てた実感を得られて嬉しい気持ちになります。」
リクエストの声、多数! ディレクター自ら教鞭を振るったプレスリリース講座
(所属:取締役)
Profile
1991年(株)博報堂入社。人事を9年、雑誌営業を8年経験し2011年に退社。その後、フリーとして(株)文藝春秋や他メーカーでの新規事業開発やイベントセミナー運営、化粧品会社のPRなどを経て、広報・PR・ブランディングをメインにした法人を2014年に設立。2016年の開所時より起業支援施設Startup Hub Tokyo 丸の内の広報・PRとして携わり、現在はグループ親会社や自社の広報、ツクリエで運営する広報の責任者として従事。また新規事業としてベンチャーや起業家を対象にしたブランディング支援サービスを行っている。
Kaito’s voice
「ツクスタ登壇の発端は、ツクリエが受託している起業支援施設で実践した、プレスリリース講座からでした。このときに作成した資料を広報メンバーに共有したところ、ツクスタでもやってほしいというリクエストの声が。ツクリエではプロジェクトごとにプレスリリースを書くことがあり、また、起業家の方からもその書き方を聞かれることが多々あるので、そうであれば全社員に知っておいてほしい知識だと思い、ツクスタでも開催することにしました。ツクスタで先生役を務めるということは、人に教えるということ。これは自分の理解度の振り返りにもなるので、非常に良い機会だったと思っています。」
※このプレスリリース講座は「ヨムリエの学び舎」でレポートしています。
ヨムリエの学び舎:知らなきゃ損する!? プレスリリース講座
ツクスタの先生役を買って出た社員は、スタッフの助けになりたいから、より良い施設運営に必要な知識だから、きっと起業家のサポートになりえるから、そんな思いに駆られて手を挙げています。
また、ツクスタを受講する生徒も、本業の職種に直接かかわることのない知識でも、起業支援者として知っておきたいという思いで参加しています。
教えと学びが共存するツクスタ。社員同士がつなぐ知識のシェア。
今後も、ホームページでは見えないツクリエならではのユニークな取り組みをご紹介していきます!
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