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ゲームエンジン「Unity」を活用してアニメを作るハッカソン「アニメ×ゲームジャム U25 in 京都」を、3月9日(土)・10日(日)に開催

Press release

2024.01.12

弊社が京都市より運営受託をするプロジェクト「KYO-CCE Lab」は、NPO法人アニメ産業イノベーション会議(ANiC・アニック 以下、ANiC)と共催し、ゲームエンジン「Unity」を用いてアニメを作るハッカソン「アニメ×ゲームジャム U25 in 京都」を3月9日(土)、10日(日)の2日間にわたり開催します。また、プレイベントとして、トークセッション&参加ガイダンスを2月2日(金)にYouTubeにて配信します。

ゲームエンジンやCGを用いたアニメ制作に関心のある学生やクリエイター、アニメ・ゲーム業界で働き始めた若手クリエイター、エンジニアなど、多くの方のご参加をお待ちしています。

▼「アニメ×ゲームジャム U25 in 京都」詳細はこちら
https://anic-japan.org/topics/animexgamejam-U25inkyoto/

■「アニメ×ゲームジャム」とは

 
「アニメ×ゲームジャム」は、ゲームエンジン「Unity」を用いてアニメを作るハッカソン※です。
変革が続くアニメ産業では、ゲームエンジンの活用により、アニメ制作の表現や効率化にイノベーションが起こっています。
このような状況を背景に、「イベント感のある中での集団制作」と「締切の効果を生む短期間制作」を特徴とするハッカソンでの作品制作を通して、業界をまたいだ交流と情報交換を行い、面白い手法や技術活用、そしてアニメーション作品が生み出される場と機会を目指します。

今回の「アニメ×ゲームジャム U25 in 京都」を通じ、若手クリエイターの新しいアニメ表現やネットワーク構築、キャリアデザインの推進を後押しします。

※ハッカソン:
hack(ハック)とmarathon(マラソン)を掛け合わせた造語。
与えられた時間内で新しいアプリやサービスの開発に集中し、アイデアや開発の成果を出し合う参加型のイベント。

■イベント概要

 
【 ハッカソンのゴール 】
期間内にゲームエンジン(Unity)を活用し、ショートムービー(15秒~30秒)を制作します。
・アフレコについては、声優、収録スタジオに協力いただきます。
・制作したすべての動画を1つに編集し、最終日に公開予定です。
・アセット(アニメーションの素材となるキャラクターや背景などの造形データ)の購入費用を補助します。
※一部の京都の3Dアセット背景を提供する予定。

【 開催プログラム 】
※ハッカソン当日(3月9日(土)、10日(日))以外はオンライン開催

①トークセッション&参加ガイダンス(オンライン)
開催日時:2024年2月2日(金)19:00~20:30(予定)
講 師:
・林 和哉氏(ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社 テクニカルディレクター アニメ/フィルム)
・糸曽 賢志氏(アニメーション·映像監督、株式会社KENJI STUDIO 代表取締役、大阪成蹊大学 芸術学部長·教授)
〔MC〕橘 茂生氏(ANiC 副理事長)
内 容:
・ゲームエンジンを使ってアニメーション制作をする楽しさについて
・参加ガイダンス

②参加者向け事前セミナー(オンライン)
開催日時:2024年3月1日(金)19:00~20:30(予定)
講 師:
・林 和哉氏(ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社 テクニカルディレクターアニメ/フィルム)
・坂本 一也氏(株式会社ライデンフィルム 京都スタジオ室長、アニメ演出家)
〔MC〕橘 茂生氏(ANiC 副理事長)
内 容:
・「Unity Anime Toolbox」の解説
・アニメ制作やハッカソンについての講義

③ハッカソン
開催日時:2024年3月9日(土)〜 10日(日)10:00~20:00 (受付 9:30~)
会 場:京都デザイン&テクノロジー専門学校 4F、6F、7F
(京都市下京区五条通猪熊西入柿本町596)
講 師(ファシリテーター、メンター):
・林 和哉氏(ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社 テクニカルディレクターアニメ/フィルム)
・糸曽 賢志氏(アニメーション·映像監督、株式会社KENJI STUDIO 代表取締役、大阪成蹊大学 芸術学部長·教授)
・坂本 一也氏(株式会社ライデンフィルム 京都スタジオ室長、アニメ演出家)
・まつだす氏(京都精華大学・OCA大阪デザイン&テクノロジー専門学校 講師、UnityMeetupコミュニティ「うにくり」管理人)
・小宮 彬広氏(株式会社グラフィニカ 京都スタジオ代表、RTR開発室室長、技術開発プロジェクト本部長)
・北村 英之氏(アート、クリエイティブ分野の企画コーディネーター、京都芸術デザイン専門学校 講師・AIPE認定知的財産アナリスト(コンテンツ))
・橘 茂生氏(ANiC 副理事長)
内 容:
・チームビルディング ・ランチ交流会 ・ハッカソン&メンタリング・音声収録 ・仕上げ作業
・中間発表会 ・懇親会 等

④ブラッシュアップ、作品提出締切(オンライン)
日 時:2024年3月17日(日)23:59

⑤作品発表及び講評会(オンライン)
開催日時:2024年3月22日(金)19:00~20:30
審査員:
・りょーちも氏(アニメ監督、ディレクター、研究者、教育者)
・平澤 直氏(アニメプロデューサー、株式会社グラフィニカ 代表取締役、アーチ株式会社 代表取締役)
・武田 康廣氏(株式会社GAINAX京都 代表取締役、京都情報大学院大学 教授、日本SF作家クラブ会員)
・濱中 良氏(株式会社Onakama 代表取締役、アニメ×ゲームジャムプロデューサー、インディーアニメ映画祭『#Hashtag Animation Fes』プロデューサー、ANiC 理事)

〈こんな方におすすめ〉
25歳以下(U25)の方で、
・アニメやゲームクリエイター
・ゲームエンジンや3Dソフトを用いたアニメ制作に関心のある方
・Unityを使用したアニメ・ゲーム等の制作経験のある方
・アニメ、ゲームの人材育成に関わっている(学校での指導、コミュニティ活動、SNSでの発信等)方、または人材育成に興味のある方等

※ 本事業ではゲームエンジン「Unity」を使用しますが、経験のない方でも参加可能です。
※ 性別、国籍等不問。チーム(グループ)でも応募可能ですが、本事業は新たなコミュニティづくり・チームビルドを目的としていますので、個人での参加を推奨します。
※ 25歳以上で参加をご希望の場合は、アニメ・ゲーム制作歴3年未満の方、または人材育成担当歴5年未満の方

【 申込方法 】
「アニメ×ゲームジャム U25 in 京都」公式HPより、詳細を確認のうえ申込フォームに必要事項を記入し、お申込みください。
※プレイベントの参加ガイダンスは、YouTubeにてライブ配信を行いますので申込不要です。
(公式HPでご案内している「ANiC YouTubeチャンネル」よりご視聴ください。)

▼詳細・お申込みはこちら
https://anic-japan.org/topics/animexgamejam-U25inkyoto/

申込締切:2024年2月9日(金)正午まで

【 定 員 】
参加者向け事前セミナー・ハッカソン:35名(事前申込制※)
※ 応募者が参加枠を大幅に超えた場合、業界での経験値などを考慮した選考をさせていただく場合がございますので、あらかじめご了承ください。

【 参加費 】無料

【 注意事項 】
・申込時は、メールアドレス等の連絡先を正確に入力してください。
・録画、録音、撮影は許可が必要となります。事前にご確認ください。
・ハッカソンは、進行状況により終了予定時刻を超える場合があります。

【 実施主体 】
主催:京都市、NPO法人アニメ産業イノベーション会議(ANiC・アニック)
協力:
京都デザイン&テクノロジー専門学校
ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社
インテル® Blue Carpet Project
ミュージックワークス
株式会社ゲームクリエイターズギルド・ゲームクリエイター甲子園
京都クロスメディア推進戦略拠点(KCROP)
運営:KYO-CCE Lab事務局 [運営:株式会社ツクリエ]

■講師プロフィール

●林 和哉(はやし かずや) 氏
ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社
テクニカルディレクター アニメ/フィルム

映像制作の入口から出口までのオールポジションを守備範囲にプロデューサー/ディレクターとして活動。 最新技術が好物で、高じてユニティ・テクノロジーズ・ジャパンにテクニカルディレクターとして所属。
現在はUnityの映像分野での活用の伝導に励んでいる。
 
●糸曽 賢志(いとそ けんじ)氏
アニメーション・映像監督
株式会社 KENJI STUDIO 代表取締役
大阪成蹊大学 芸術学部長・教授

「遊戯王」「進撃の巨人」「炎炎ノ消防隊」「マクロスΔ」「マスカレード・ナイト」「ラジエーションハウス」等に参加する傍ら、オリジナル作品「サンタ・カンパニー」を継続して展開させつつ制作素材を二次利用し教材にする座組を形成。

●坂本 一也(さかもと かずや)氏
株式会社ライデンフィルム 京都スタジオ室長、アニメ演出家

1980年生まれ。岡山県出身、関西在住。
京都アニメーションを経て、現在はライデンフィルム京都スタジオ所属。同スタジオ室長を務める。
「涼宮ハルヒの憂鬱」で演出デビュー後、多数の作品に演出などで参加。監督作に「彼女と彼女の猫 -Everything Flows-」、「センリツのルシファー ただひとつの始まりの歌」、「かぎなど」「旅はに」がある

●小宮 彬広(こみや あきひろ)氏
株式会社グラフィニカ京都スタジオ
代表、RTR開発室室長、技術開発プロジェクト本部長

東京でCGデザイナーとして、アニメ、特撮、ゲーム、映画、CMなど、様々なCGを手掛ける。
2017年にグラフィニカ京都スタジオを立ち上げ、代表に就任。
2021年よりUnreal Engine開発をメインとしたRTR開発室の室長を兼任。アニメでのUnreal Engine活用や、ゲームでのカットシーンワークフロー構築を務める。
昨年度から、社内技術開発プロジェクトの本部長も兼任。

●まつだす 氏
京都精華大学、OCA大阪デザイン&テクノロジー専門学校 講師
UnityMeetupコミュニティ「うにくり」管理人

Web制作会社から独立後、フィーチャーフォンやモバイルデバイス、VRなどのゲーム制作に携わる。
現在は、書籍の執筆や京都精華大学、OCA大阪デザイン&テクノロジー専門学校などの講師として後進の育成にも務める。

●北村 英之(きたむら ひでゆき)氏
アート、クリエイティブ分野の企画コーディネーター
京都芸術デザイン専門学校 講師・AIPE認定知的財産アナリスト(コンテンツ)

京都芸術大学(旧京都造形芸術大学)職員として産学連携プロジェクト、研究フォーラム、ワークショップなどの企画・運営に10年余り従事。現在はフリーで各種のアートプロジェクトや講座の運営、書籍制作、キャリア支援などに取り組む。

●橘 茂生(たちばな しげお)氏
ANiC 副理事長

グラフィックデザイン、WEBデザイン、ブランドクリエイティブ、イベントプロデュース、グッズ開発、アニメ映像制作、シナリオ開発を経験。2019年にNPO法人ANiC理事に就任。さまざまなクリエイター、企業、メディアで活躍する方とのコラボレーションをサポート。ロボティクスを使ったSTEAM教育を子どもたちに伝導する活動も。

■審査員プロフィール

●りょーちも 氏
アニメ監督、ディレクター、研究者、教育者

ゲーム社勤務を経て、『BECK』(2004)で原画としてデビューし、有名アニメの原画やキャラクターデザイン、総作画監督を経て、2010年からはアニメ監督も務める。その後、3D作品や2D、3Dのハイブリッド作品の演出を務め、2D3Dの垣根を超えてデジタル技術を積極的に取り入れる制作スタイルのクリエイター。

●平澤 直(ひらさわ なお)氏
アニメプロデューサー
株式会社グラフィニカ 代表取締役
アーチ株式会社 代表取締役

バンダイビジュアル株式会社(現:株式会社バンダイナムコアーツ)、株式会社プロダクション・アイジー、株式会社ウルトラスーパーピクチャーズを経て2017年に独立、アニメ企画・プロデュース会社「ARCH」を創業。
主なプロデュース作品 「The Journey」「プロメア」「猫がくれたまぁるい幸せ」「モンストアニメ」「彼女と彼女の猫 Everything Flows 」「翠星のガルガンティア」他

●武田 康廣(たけだ やすひろ)氏
株式会社GAINAX京都 代表取締役
京都情報大学院大学 教授
日本SF作家クラブ会員

学生時代からSFイベント、自主制作を始める。日本初のSF専門店「ゼネラルプロダクツ」を開店。アニメスタジオ「ガイナックス」の設立にかかわる。30年以上にわたってアニメ企画プロデューサー、商品企画、宣伝、版権管理、実写作品プロデュース。現在は京都でアニメスタジオを開設。新人の育成とオリジナル企画の立ち上げをしている。

●濱中 良(はまなか りょう)氏
株式会社Onakama 代表取締役、アニメ×ゲームジャムプロデューサー
インディーアニメ映画祭『#Hashtag Animation Fes』プロデューサー
ANiC 理事

アニメをテーマにしたスタートアップのイベント『Startup Weekend Tokyo Anime 』の立ち上げや『アニメビジネス × アイデアソン』、エンジニアだけでアニメをつくる『アニメハッカソン』などの企画、運営する。
昨今ではアニメっぽいものを実験してつくるオンラインコミュニティ『 Anime Poi Base 』コミュニティの立ち上げ、運営中。

■NPO法人アニメ産業イノベーション会議(ANiC・アニック)とは

「アニメ」産業の新しいイノベーションや、テクノロジーや異業種への挑戦を通じて、さらなる進化可能な産業構造へ発展できるよう、ジャーナルを通じて業界内外に広報・提言し、イベントなどを通じてクリエイター、団体などに契機を提供します。また、従来の枠組みに留まらず新たなアニメビジネスを生みだす「次世代イノベーター」を、幅広い領域から発掘し、その育成・ネットワーク化を行い、人材と知恵の交流促進のサポートを行っていきます。
https://anic-japan.org/

■KYO-CCE Lab(京シーシーイーラボ)とは

京都で取り組む、コンテンツの持続的な創造・発信と利活用のエコシステム構築のためのプロジェクト。京都国際マンガ・アニメフェアをはじめとしたコンテンツ産業振興事業への取組を通じて築いてきたネットワークの更なる連携強化、コミュニティ構築を通じて、良質なコンテンツの持続的な創造・発信、利活用等の好循環の構築を目指し、課題に対するアイデアソンセミナー、交流会の開催、情報発信等を行っています。
また、クリエイター・コンテンツ企業向けの常設の相談窓口も設置しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
https://kyo-ccelab.city.kyoto.lg.jp/

■本件に関するお問合せ先

KYO-CCE Lab事務局
[運営:株式会社ツクリエ]
〒604-8206
京都府京都市中京区新町通三条上ル町頭町112 菊三ビル2階 201号室
TEL:075-257-5711
担当:三輪・廣道
E-MAIL:kyo-ccelab@tsucrea.com