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2026.04.09
Press release

弊社が川崎市から運営受託するKawasaki-NEDO Innovation Center(所在地:神奈川県川崎市 以下、K-NIC)は、2026年3月18日(水)に、ディープテック・スタートアップに特化したミートアップイベントを開催しました。
当日は、現地参加者が110名を超え、これまで開催してきた同イベントにおいて、過去最多の現地参加人数となりました。
■イベントの開催レポート全文は公式Webサイトで公開しています。
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、川崎市、公益財団法人川崎市産業振興財団の三者連携により運営する起業家支援のワンストップ拠点「K-NIC」は、2019年のオープン以来、支援してきた会員数は6,000名以上にのぼり、ディープテック・ スタートアップ支援施設の中核として、絶え間ない進化を続けています。
開業8年目となる今年も、ディープテック特化型ミートアップを開催し、多彩なネットワーク構築とスタートアップ業界の未来について考えるきっかけを提供しました。
| 日時 | 2026年3月18日(水) 13:30~17:00 |
| 場所 | Kawasaki-NEDO Innovation Center 神奈川県川崎市幸区大宮町1310番地 ミューザ川崎セントラルタワー5階 ※JR川崎駅 中央西口からペデストリアンデッキ直結 |
| 料金 | 無料 |
| 来場者実績 | 現地参加人数:113名(登壇者・ポスター展示企業含む) オンライン同時視聴最大人数:41名 |
基調講演
本イベントは、K-NIC創設時より運営に携わるスーパーバイザー(SV)尾﨑典明氏による基調講演で幕を開けました。K-NICは、NEDO、川崎市、川崎市産業振興財団の三者連携による公的な施設であり、特定の利益に縛られない「フラットな支援」を提供できる点が最大の強みです。尾﨑氏は、ファンド満期を迎えるVCの増加や、国家戦略としての「経済安全保障」「防衛・宇宙」分野へのシフトなど、スタートアップを取り巻く環境が「潮目」を迎えていると指摘。こうした社会情勢を味方につけ、諦めずに事業を継続する「強いスタートアップ」の創出を支援し続ける決意を語りました。

K-NICスーパーバイザー 尾﨑典明氏
トークセッション:大学発スタートアップの課題と「翻訳機能」の重要性
その後、K-NICスーパーバイザーの岡島康憲氏、武田泉穂氏の両名が加わり、イベントはトークセッションの時間へ。
大学発スタートアップを目指す大学の支援機関とK-NICの連携の重要性について、慶應義塾大学イノベーション推進本部スタートアップ部門 鎌形氏、金沢大学先端科学・社会共創推進機構 新保氏を迎えたトークセッションを行いました。セッションの中で、大学が持つ技術シーズの事業化の可能性を探るためにも、初期顧客へのアクセスが課題であることが述べられました。そうした課題に対し、K-NICはいわば「大学の技術を適切な産業へと導く翻訳者」として、独自のネットワークを駆使し人と人とを繋いでいきます。
シーズの事業化には、「支援施設同士が強い結びつきを持つこと」が重要であるという一例が示されました。

慶應義塾大学イノベーション推進本部スタートアップ部門 鎌形氏(左から三番目)/金沢大学先端科学・社会共創推進機構 新保氏(右から二番目)
トークセッション:K-NICの支援を通じて得た成果
K-NICと関わりの深いスタートアップとして、株式会社Hakobot 代表取締役 大山氏、株式会社FerroptoCure 代表取締役CEO 大槻氏を迎え、K-NICの支援を通じて得た成果についてご紹介いただきました。両社はいずれも、K-NICの主要プログラム「K-NICハンズオンプログラム」の過去採択者で、K-NICとの関わりを通じ、新たな実証実験先とのマッチングや、資金調達の機会を得た事例を紹介しました。
大槻氏は、これまでに30以上のアクセラレーションプログラムを活用してきた経験から、複数のメンターからアドバイスをもらうことの重要性について語りました。K-NICハンズオンプログラムは、1社(者)につき2名のメンターがつきます。K-NICの支援プログラムの強みの一つと言えるでしょう。

株式会社Hakobot代表取締役 大山氏(写真右から2番目)

株式会社FerroptoCure 代表取締役CEO 大槻氏
ミートアップ(交流会)
イベントの目玉であるミートアップ(交流会)では、110名以上の方が参加。過去最大規模での開催となりました。ポスター展示には、計14社(者)が参加し、VCや金融機関をはじめ、さまざまな支援機関と意見交換を行った他、スタートアップ同士のネットワーキングが行われました。

《ポスター出展企業一覧》
| 企業名 | 事業内容 |
|---|---|
| 株式会社The IT Lab | 唾液から血液へ。糖鎖技術が拓く次世代がん診断 |
| ポリカループ(千葉大学) | 廃ポリカーボネートを肥料と原料に変える完全循環ケミカルリサイクル |
| みなとロケット株式会社 | 国産ロケットで、日本から宇宙へ |
| 弘前大学地域戦略研究所 | 混合廃棄物を許容する新PETケミカルリサイクル技術で難処理廃棄物を循環 |
| 株式会社セルフォールド | 注射型細胞足場の医療機器開発 |
| 株式会社VISION IV | 半導体、放射線、量子センサー用ダイヤモンド基板開発事業 |
| 株式会社TSK | 独自の鉄触媒技術でフルボ酸製品を開発する研究開発型スタートアップ |
| シンクロア株式会社 | 見えないものを可視化し、みたくないものを消す。世界唯一の技術PHASERAY® |
| FACTORY X Inc. | 在庫戦略モデルでモノづくりの価値をより高みへ |
| フォトン・バイオ・アイ株式会社 | 超高輝度・藍色光による革新の防汚・除菌及び環境浄化・創造ビジネス |
| Neko Pharma株式会社 | 次世代抗体医薬品の開発と製造を簡易にするKazanbody技術 |
| Tech Startup HOKURIKU (TeSH:テッシュ) | 北陸の大学・高専発スタートアップ創出プラットフォーム(TeSH) |
| チーム陸離(慶應義塾大学) | 医療知識をネットワーク化・可視化し、直感的理解を可能とするAI |
| Humonii(慶應義塾大学) | 体幹操作ハンズフリーモビリティにより移動やリハビリ、作業を支援します |
スタートアップの取り巻く環境が新たな局面にある昨今、K-NICは「独自の技術や新しい分野に挑戦する人をワンストップで発掘・支援すること」を使命に、 様々なサービスを通じて”世界の最先端”を創造する起業家のパートナーとして、支援を継続して参ります。

ディープテックを中心としたスタートアップ支援拠点
K-NICは、川崎市、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、公益財団法人 川崎市産業振興財団の3者連携により運営するワンストップの起業支援拠点です。
新たなビジネスに挑戦する方に役立つヒント・ノウハウ・出会いの機会を提供することで、起業の実現から事業成長の加速化、資金調達やビジネスマッチングまで幅広く支援。常駐するコミュニケーターが施設利用者の課題や状況をヒアリングし、適切なサービスを受けられるようサポートします。
所在地:川崎市幸区大宮町1310番地ミューザ川崎セントラルタワー5階(JR川崎駅西口からペデストリアンデッキで直結)
URL:https://www.k-nic.jp/
Kawasaki-NEDO Innovation Center (K-NIC)運営事務局(株式会社ツクリエ)
広報担当:小林
Mail:press@k-nic.jp